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【物理】単なる物ではなく「出来事全体」を見えなく(クローキング)する素材の開発、理論上は可能か
Richard A. Lovett for National Geographic News
2011/07/12
イリュージョンではない。光の速さを調整する素材で出来事を見えなくするという記事が、物理学の専門誌に掲載された。単なる物ではなく出来事全体を見えなくする方法を見つけたと科学者が話している。
イギリスの物理学者チームによる新しい研究によると、人の目や監視カメラから銀行強盗を丸ごと隠すことができる素材の開発が、理論的には可能だという。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの物理学者ポール・キンスラー(Paul Kinsler)氏は、「基本的に考え方は極めてシンプルだ」と話す。キンスラー氏は、マーティン・マッコール(Martin McCall)氏、アルベルト・ファバロ(Alberto Favaro)氏と共にこの新しいアイデアを作り出した。
規模は小さいが実際に機能するものも作られている透明マント(invisibility cloak)は、物の周辺の光を曲げる。出来事を隠すマント(event cloak)はこれよりもすごい。
出来事のクローキング(遮蔽)には、光が通過するスピードを調整できるように作られた、金属元素が並んだ特別な素材が使われる。
理論的には、犯行のあいだ現場に入ってくる光を遅くする。犯行を終えて処理を逆にすると、遅くなっていた光が元のスピードに戻る。
“事前”と“事後”が滑らかにつながれば、困ったことが起きた目に見える形跡は残らないはずだ。閉ざされた金庫が、次の瞬間には空になっている。
出来事のクローキングというコンセプトが「興味深い考え方でありとても面白いのは間違いない」とイギリス、セントアンドリューズ大学の物理学者で不可視化を研究するウルフ・レオンハルト(Ulf Leonhardt)氏は話す。レオンハルト氏は今回の研究には参加していない。
クローキングが専門であるデューク大学のスティーブ・カマー氏は、コンセプトは「興味深く面白い」としながら、実際に行うとなると「とても難しい」と話している。カマー氏は電子メールで「すべての材料パラメータが非常に特殊な時間変化をする必要がある」と説明した。
今のところ、光ファイバーの中以外でそれを行う方法はわかっていない。光ファイバーでは、光の強さを変えることで信号の速さを数パーセント変化させることができる。
キンスラー氏は、「強さを制御した光線を使って信号を遅くできる」と説明する。この方法で、電気信号の“オン”から“オフ”への切り替わりなど、光ファイバーケーブルの中で起きる出来事を、見えないように隠すことができる。
「光ファイバーケーブルは見えるが、その中で起きていることの一部を遮蔽できる」とキンスラー氏は言う。同氏によると、このような概念実証なら数年以内に実現が可能だという。
しかし、セントアンドリューズ大学のレオンハルト氏によると、そうした実験を行うには解決すべき問題がまだいくつかある。例えば、数フェムト秒(1フェムト秒は1000兆分の1秒)を超えて持続する出来事を遮蔽するには、非常に強力なレーザーによる光が必要になるとレオンハルト氏は言う。「実験はまったく不可能なわけではないが、大学の通常の研究室に現在の技術では、できることに限界がある」。
(>>2以降に続く)
▽記事引用元 ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110712001&expand#title
▽画像 新しい“時空の遮蔽”というコンセプトを説明する理論の証明に、光ファイバーケーブル
(写真)が役に立つかもしれない。
Photograph by Joe McNally, National Geographic
論文執筆者の1人であるキンスラー氏は、光ファイバーの実験が技術的に難しいことを認め
ながらも、電気通信の世界で日常的に行われているように、何マイルもある長いケーブルを使う
ことで問題は排除できると反論する。
「ファイバーケーブルを長くすることで必要なパワーは縮減できる」とキンスラー氏は言う。出来事
を隠せる時間は、光をどれだけ長く遅らせることができるかによるからだ。減速の割合が同じなら、
ケーブルが長くなるだけ遅れが大きくなり、必要なパワーは小さくなる。
ともあれ、銀行強盗に使えるような、正確にスピードを制御できる素材はまだ発明されていない。
出来事のクローキングの記事とそれに関するレオンハルト氏の記事は、6月30日に発行された
「Physics World」誌の特別号に掲載されている。また、キンスラー氏らの原論文は「Journal of
Optics」誌に掲載されている。
(記事ここまで)
夜景の写真に光ファイバ埋め込んで光らせるフォトスタンド有ったよな
同じこと考えた人がいた!
> 理論的には、犯行のあいだ現場に入ってくる光を遅くする。犯行を終えて処理を逆にすると、遅く
なっていた光が元のスピードに戻る。
つまり犯行中、カメラの画像が暗く映るんですね分かります。
メタマテリアルのニュースでもよくある例えだけど、頭悪すぎ。
それとも光路を長くして到達時間を遅くするって意味?
屈折率がある媒体を通過するときは光の速度は遅くなる。
ただ、一般的な物質だとせいぜい1.数倍程度の時間に遅くなるだけなので、
時間をずらすと言っても例えば1億分の1秒とかの話。
それをもっと遅くできないかというのが>>1のテーマ
素粒子を1/1サイズまで拡大すれば可能じゃない?
見た瞬間変化するんだし。
スポンサー探しのアピールだろ
クローキングデバイスだな。
古くは写真をカメラの前に貼って...
ボブ ショーの《スローガラス》シリーズの基本原理だな。
単なるアイディアを語るのは、物理学者じゃなくSF作家の仕事だろ。
電磁波で探知できなくても音波で簡単に探知できそう。
銀行から監視カメラが消えて沢山のソナーが設置されるのか…
銀行強盗の喩え話に騙されちゃいけないよ。
これはいわゆる猫でも分かる系の例えで、そういう説明はいかにも
分かったような気にさせるけど、まったく勘違いしてることが多いんだ。
ところで>>1は出来事の遮蔽なんだよ。
光をずらしたりして視覚的に見えなくするわけじゃない。
光ってのは時間軸だから、つまり物理現象自体を消し去るってこと。
ある場所のある時間の現象をなかった事に出来るわけで、因果律を崩すことになる
マッドなサイエンスだよ
物理的な解釈が間違っているけれど。因果律を崩すこととも関係ないし、物理現象自体
を消し去ることでもない。因果律の意味を理解できていないみたいだな。
でもこれ音は聞こえちゃうよな
というか既に減速を超えて完全停止も達成してたような。
監視カメラに犯行の様子が映っていたとしても
それは既に過ぎ去った時間での映像であり、現場は誰もいない
時空の亡霊?残留思念?
21st Century Schizoid Man?
対象が事象だと扱いは物理じゃないんじゃないのか?
量子あたりの出番だろ?
出来事が見えることと見えないことが双対的だという誤った先入観を持っているのが痛いな。
んなできないで最初から切り捨てたら科学が進歩しないとまではいかないけど進歩遅くなるわ
誰も声をかけてくれない。
空間を伸長させることで、
あらゆる放射線や攻撃から身を守る
バリア妄想した。
物事を無かったことにする能力か。
キングクリムゾン、パイツァーダストあたりのスタンド能力か。
ナルトでいえばイザナギだな。
意味ないだろ
彼らは見せることが目的なんだから
これができたらエロゲの差分絵みたいなことが可能になるってこと?
監視カメラに映っている服を着て寝ている姉の絵が次の瞬間には
おっぱいぷるるんで白濁液がかかってる絵に切り替わるとか
数分間以上も光を遅らせるんだったら
設置の前に光に晒せないし、設置直後も設定時間以上は透明マントそのものの色しか出てこないよね
そもそも設置中にカメラに映るし
良く分からないんだけど光を遅らせるってことは網膜に届く光が無くなるんじゃないの?
そうなるとそこだけ真っ暗になるんじゃないのかな
光が届けばまた前の風景になるだろうけど
これは事前に録画しておいた映像を犯行時に防犯カメラに流すのと何が違うの?
宇宙はこの物質により撹乱され
本当のことは見えないように創造主が設計されました
クリンゴン バード・オブ・プレイ
USSペガサス
USSディファイアント
京レの隠れ蓑
京レの3003式熱光学迷彩
お好きなのをどうぞ
じゃあ僕は遮蔽したまま攻撃できるレムスのシミターちゃん!
光の速度を調整するとすれば
入った光のエネルギーと出るエネルギーが同じなら
単純にめっちゃ暗くなるんでは?
しかも元に戻す際はめっちゃ明るくなる
まずは、この辺をどーにかしないと
カメラのレンズに到達する情報は変わらないんだから
いつかばれるんじゃないの?
単に遅くするだけでなく、速くしたり遅くしたりすることで、動画編集みたいに切り貼りするんじゃないかな?
犯行を5分で済ませるとして、
犯行前の5分の映像を遅延時間を0分から5分とだんだん遅くすることで10分に引き伸ばす。
そして犯行後の映像は普通にリアルタイムに戻せば、
犯行の5分の映像を消せる。
テープ巻き戻さなきゃ上書きなんてできねーだろ
まぁ切り貼りなんて言ってる時点で理解してないようだけど
テープっていつの時代の話だよ
別にHDDでも同じことだが
対象の時間を止めたり遅くしたりすると、外から見てると
瞬間移動したり超高速で移動してるように見えるって感じだろ?
原理を応用すれば分身の術も使えたりするんじゃね?
そこだけ時間の進みが遅くなるってこと?
そういうこと。
速度が遅いってことは
目に入る光の受け取る感覚が空いてるってことで
情報も感覚が空いて伝わって遅く見えてしまう
しかも犯行が目に伝わり認識する前に元に戻せば
普段の光がノロマ光子を押し潰して
一瞬ぶれた後、普段通り、が音でバレる
であってますか?先生
これならマジで出来そう...うへへ..ジュルリ
キング・クリムゾンッ!
時を吹き飛ばしたッ!
結果だけが残るッ!
未踏技術にもいろいろあるけど、
可視光透明化は量子テレポーテーションや恒星間宇宙航行よりも、
ハードルが高い気がする。
都合の悪い事象はすべて報道しないことで世間の目からクローキングする技術は
すでに運用されているわけだが。
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